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■ Windowsマシンの制作  令和元年■

Athlon 200GE
+ MSI B350M BAZOOKA

2019/05/15
o-yam

●前書き

Windows機はほとんど使ってないので放置していたが、元号が変わるタイミングで心機一転、人生最期のWindowsPCを組んでみることにした。

現在使っているマシンは2014年、Vista時代に組んだnVidia GeForce 7025 + AthlonII X2 250 + DDR3 4GB。
マザーは2011年に購入したもので8年物。

OSは貰い物のWindows8をWindows10proにアップグレード。

耐え難いほど遅かったのでまったく使ってなかったが、平成末期にSSDに換装。多少まともに動くようになったが、基礎体力の無さ、レガシーデバイスの塊では令和の時代にそぐわない。


まずはプラットフォームの選定
どちらかと言えば貧乏人の味方でコストパフォーマンスに優れたAMD派なので今回もAMD系。Ryzenが出て少し盛り返している印象。

マザーはの要求仕様はMicroATXでメモリスロット4本。価格.comを眺めているとMSI B350M BAZOOKA(バズーカ)が目に止まった。ネーミングが洒落ている。英数字の羅列より遥かにいい。これに決定。ネーミングは大事であると再認識。

CPUは激安のAthlon 200GE(GPU内蔵)に決定。初代core i7くらいの性能があるらしい。必要充分である。5年位したらRyzen7にでも載せ替えればいい。

メモリはDDR4 8GBを1本。将来足りなくなったら足せばOK。最大64GBまで認識するらしい。メーカーはなんでもいい。

バラバラで買うのもアレなのでマザーが最安だったドスパラでまとめて購入。amazon payが使えるので配送情報や支払い方法はamazonのデータがそのまま使えた。
※ただしギフトの残高やポイントは使えなかった。

購入価格はざっくり
・マザー 6500円
・CPU 5500円
・メモリ 4000円強

翌日くらいに到着

 

外観

■MSI B350M BAZOOKA

拡大化粧箱

 

拡大概観
Micro-ATX
AMD B350  ソケットAM4 第2世代Ryzen対応 第3世代も対応表明済み
DDR4 x4本、PCI-E、SATA3 ×4、USB3 RAID無し
M2×1

今回無くなった物
・ポートはシリアル、パラレル、IDE
※シリパラはマザー上にピンヘッダがあり、オプションのブラケットで対応可
※IDEとフロッピーは無し

PCIスロット

どれも使ってないし使う予定も無いので問題は無い


メモリスロットが4本の為正方形の基板である。小型のケースだとベイと干渉するかも。
チップセットは1チップ
ヒートシンクのみでファンは無し。



拡大バックパネル
PS/2 x 1
VGA、DVI、HDMI
LANはGbE
USB 2.0はパネルに4ポート、内部に4ポート
USB 3.1はパネルに4ポート、内部に1ポート

eSATAは無し。市民権を得られなかったか。。
AthlonはDVIポートが使えないらしい。


拡大付属品
変わった物は無い。


■AMD Athlon 200GE

拡大外観
パッケージ 小振り

拡大仕様
デュアルコア、3.2GHz、35W

拡大付属クーラ
前回と大差はない
フィン、ファンとも背が低い

拡大刻印
L2キャッシュ1MB、L3キャッシュ4MB
L3がたっぷりと増えている

OPN YD200GC6M20FB
18年45週製造だろうか


この中にGPUとかメモリコントローラ、バスのI/Fなどが入ってるらしい
なおかつ35Wに抑えているのには感心する。

拡大

同梱のシール



拡大

メモリはG.SKILL DDR4 8GB を1枚
チップは8個なので1チップで8Gbit

拡大
 
最近のメモリはどこのだろうかと捲ってみるも謎。
会社自体は台湾らしい。

組み立て

ソケットAM4は初めてだが、ソケット754時代から大差は無い。
CPUクーラもワンタッチでポン付け
AMD系は楽でいい。

メモリ1本の場合は2スロット目に挿せとの事。他のスロットに挿すとどうなるかは不明。

拡大

で、ここでトラブル発生
サクっとマザーを交換して仮組みで電源ON。。。。。するも起動しない。電源は入るがうんともすんといわない。まだCPUとメモリしか載せてないのだが。。。挿し直しするも状況変わらず。

電源SW長押しで切れない。よって電源が怪しいと推測。予備の電源をつなぐと案の定起動した。。。。
電源との相性問題が出たようだ。。。。。。。

急遽計画変更。予備機をバラしてそちらに組み込んでなんとか起動。

HDD、SDDも載せ替えてなんとかWindows起動までこぎつけた。


検証

拡大

電源を入れるとマザーの裏に実装したLEDが光る。
中2病かよ!


拡大

BIOSに入る。EFIでゴチャゴチャした画面。中2病かよ!
時刻変更すら手間取った。

この時点でマウスが使えるのは便利。起動順序などはドラッグアンドドロップで変更できる。

BIOSの更新方法は。。。。よく分からない。BIOS画面からサクっと拾ってきてサクっと更新できればベストなのだが、USBメモリ経由らしい。
LiveUpadateなるソフトもあるが画面がバグってるので使いたくない。

構成を大幅に変えたので認証エラー。MSに電話しろと表示されたので電話してテメーコラなんとかしろ(疲れ果てて殺気立っている)で遠隔操作まで受けてやっと使えるようになった。

単なるマザー交換で30分の予定が3時間くらいかかった。。。。

こんなくだらない事をサポートするくらいならさっさと無償にした方がいい>MS

CPU情報は下記の通り。
cpuz
200GE


(参考)交換前のAthlon II X2 250


cpuz
簡易ベンチ
初代i7くらいのパワーはあるようだ。

このシステムではベンチマークの値はどうでもいいのだが、SuperPI 104万桁はとりあえず15秒
前回のシステムで27秒だったのでほぼ倍速。

アイドル時は省電力(低クロック?)にする事ができそうなのだがやり方が分からない。明示的にやらなくてもドライバで制御してくれているのだろうか?


SATAが3Gから6Gに上がったのでSATA接続のSSD速度が250MB/s>満額の500MB/s まで向上。体感に大差はない。
cpuz


内蔵ビデオ>VGA接続ではWUXGA(1920×1200)が出ない。前機種は出せていたのだが。。。。

DVI-Dも使用不可と記載がある。

HDMI接続はWUXGA表示可だった。
VGA、HDMIの2画面出力もOK。ただし最大解像度が違うのでフルHDで揃えたほうが無難。

生憎モニタ側でドットバイドットの設定は出来ない(!)/入力切り替えするのもメンドウなのでVGA接続でワンランク下のフルHDで妥協しよう。(上下に引き伸ばされて気持ち悪いが)

追記
その後いろいろ調べて「カスタム解像度」を設定してVGA接続>WUXGAで正しく表示された。詳細は「カスタム解像度 RADEON」で検索されたし。
設定用の野良アプリを使うので自己責任で。

CPU内蔵GPUはデジタル信号しか出してない。(HDMIとDisplayPort)その他のコネクタはマザー上で変換して実現しているのだろう。


スタンバイまでの時間は長め。復帰は早め。これはWindowsの傾向なのでこのシステムに限った事ではない。


仕事で使っている3D CADを動かしてみたが特にストレス無く動く。

PC版荒野行動くらいのライトなゲームなら余裕で動く。

●結論

全てが普通に動く。
M2もあるので拡張しながら永く使えるであろう。

が、Athlonとの組み合わせだと画面周りに制約が多い。

上を目指すのであればRyzen3 2200G以上を使うかビデオカードを追加するか。どちらにせよ消費電力が増えるので気が進まない。

正直DDR3世代のPCを使っているのであればメモリ8GB+SSDで充分である@令和元年

ビデオカードが交換出来ないノートPCは却下。

 

●後書き
cpuz
ついでにカードリーダも新調しておいた。
USBポート5個付き(HUB内蔵型)


メインや予備機は初代i7やphenomII X6、第3世代pentiumなのでそこそこ動く=今後大幅に弄る事はない。

この先、新品のマザーを買う事もないような気がする。
部品のやりくりだけでなんとかなるだろう。

組立はそろそろ厳しくなってきた。
今回でさえも足が痛くて立ったり座ったりしゃがんだりが苦痛!五十肩が痛くて無理な姿勢がとれない!老眼でシルク印刷が読めない!
2台分解、組立時点でヘトヘト。

老化には抗えない。