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■ ACER SPIN511 ■

コンバーチブル型
Chromebook

2024/01/27
o-yam

●前書き

時代は脱・Windows

ヤフオクをダラダラと見ていたら安いchromebook発見

送料込みで4000円くらい
ジャンクとは書いてない

??これは安いな
4000円だったら何かしら不具合がある端末が多いのだが。

・chromebookは1台所有している(5年前に購入)が、数年前からガキに貸出中で手元に無い
・1台あると色々使える
・小ぶりで取り回しが良い
・chromeOSは機能アップしてるらしい
・サポート期間がデフォルトで10年くらいになったらしい


深く考えずにサクッと落札

程なくして到着(ゆうパック)
開梱・外観


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箱無し
マニュアル、ACアダプタ
最近は「Gemini」がデフォルトでランチャーに居座ってる

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右側面
VOL、USB-A、USB-C、盗難防止

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左側面
電源、USB-C、USB-A、microSD、イヤホン穴

その他の辺には何もない
両サイドにUSB-AとCがあるのは素晴らしい設計


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筐体はプラスチック系
天板は縦縞の模様が入っている

底面はサラサラ
左右にスピーカー用開口

中古なので傷、汚れはアリ。大きな傷は無いのでヨシとしよう。



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配列はchromebook専用のありがちなタイプ
高級機のようなキーボードバックライトは無し

中古だがカスレやテカリは少ない

・ファンクションキーが無く、色々な機能が割り当てられている
(設定で変更可能)
・CapsLockが無く「検索」キー
・コンポーズキー(Winキー)が無い
・「PrtSc」ボタンが無い>専用ボタン
・「NumLock」が無い
・「pause」が無い
・「DEL」が無い

この辺でwindowsしか知らないユーザーは拒否反応が出るだろう。もう新しい事は覚えられない!!!的な。

特殊キーは設定で機能を変更/入換する事が出来る。


ACアダプタ端子は無い。左右のUSB-Cで給電する。
左右どちらからでも電源が挿せる。良く出来ている。

仕様
・形状 ノートブック コンバーチブル型
・画面 11.3吋WXGA IPS
・カメラ イン:HD / アウト:500万画素
・無線 11 a/b/g/n/ac 5GHz対応  
・Bluetooth 5.0

・OS ChromeOS 132.0
・CPU  Intel N4000 2コア
・RAM 4GBオンボード
・VIDEO  CPU内蔵 UHD600
・ストレージ 32GB eMMC

・光学 無し
・M2  無し
・USB type-C 2ポート Type-A 2ポート
・micro-SD 有り
・SIMスロット 無し
・サイズ 約300 × 20 × 20~ mm 1.2Kg
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付属品はACアダプタ(45W)、多少小振り
※Acerでは無くchicony製

紙ペラマニュアル。



Windiws PCの様にグルグルと回るデバイス(ファン含む)が一切無い。
故障が少なくなるし、なんと言っても全くの無音

検証 ハードウェア
おもむろに電源ON

ススっと起動
画面に従ってセットアップ
googleアカウントを入れる程度で驚異的に楽チン


画面はWXGAのIPSでツルピカ仕様。
映り込みがどうこう言う人間はそれなりのシートでも貼ればいい。

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フリップ型/文教モデルなので額縁は全てが広め
スマートさは無い

IPSなので視野角はまずまず。発色はまぁまぁでギリギリ合格点
白も白い(重要)

明るさは十分。60%くらいの輝度で丁度いいレベル。

ただし、日中屋外では辛い。

画面サイズはWXGA(1366x768)で狭苦しい気がしないでも無い。設定で解像度1518x853までソフトウェア的に拡張可能

キーボード・ショートカットでササッとシステムの解像度を調整出来るであまり深く考える事は無い



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テントスタイルもOK
さらに開いてタブレットスタイルも可

※これらの形状ではキーボードは無効になる。

タッチパネルは10点まで確認。それ以上は指がない。


電源は常時入れっぱなし

放置でスリープになる。

しばらく使わない時は蓋を閉める。
蓋を開けるとすぐに画面が出てくる。

バッテリ警告が出たら充電

スマホ/タブレット的な使い方で問題はない。

サウンドはキーボード両サイドにステレオスピーカが内蔵されている。
ただし音楽視聴に耐えられるクオリティではない。
左右から音が出てるねぇ、程度


カメラは画面上部に1個、キーボード上部に1個
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無理やり風景を撮影してみたが「写真」として使えるレベルでは無い。会議用、QRコード読み取りがせいぜい。

■検証 OS、デスクトップ環境
汎用の機械にOSを載せる伝統的な構成では無く、専用OS的な方式で果てしなくスマホライク。

ハードウェアはWindows機と同じような物なので、無理をすればピュアなLinuxをねじ込む事は可能

バージョンアップは随時自動的に行われる。

リカバリはシステムをダウンロード>USBメモリに焼いてそちらからやるらしい。多分一生やる事はないだろう。初期化(パワーウォッシュ)がせいぜい。

デスクトップ環境はクイックランチャー付きのタブレットのような雰囲気。chrome上でほとんどの作業を行う感じ。


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とりあえずoctane
必要最低限

本機はタッチパネルも使えるが、キーボード+タッチパッドで一般的なノートPC的な使い方もOK。加えて画面もタッチ出来る。

マウスを付けると可搬性がスポイルされるので本機にはそぐわない。


タッチパッドで操作するのはダルいのでキーボード・ショートカットを多用する事になる。しかし。。。多すぎて覚えきれない。。。
有用なものをピックアップ

・□||| 全画面スクショ 
・C-S-□||| 範囲指定スクショ
・C-S-マイナス 物理解像度 アップ
・C-S-^ 物理解像度 ダウン
・C-S-リロード 画面回転
・虫眼鏡-@ 左右の仮想画面に移動
・虫眼鏡-[ 左右の仮想画面に移動
・S-虫眼鏡-^ 新規仮想画面

そもそもUS配列を基準に作っているので日本語配列だとわかりづらい。指で覚えるしか無い。
0とPの右側が大きく違う。
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さらにchromeOSのバージョンによって挙動が違う
改良!と言えばそれまでだがジジイは付いていけないかも


印刷は設定〜印刷でLAN上のプリンタが見えて普通に印刷が出来た。このあたりはLinuxと同じ挙動。
ファイルまわりはかなり隠蔽されているイメージ。アプリ側からSDカードが見えないくらい厳しく制限されている。

その代わりクラウドなどネットワーク環境は優れている
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one driveまでシームレス
他にも宅内SMBサーバ、自前クラウドサーバなども見える

microSD
はダウンロードや画像の保存先に設定可能。。。くらいでアプリを移動したりストレージを拡張などは現在のところ出来ない。SD経由のファイルのやりとりに使うのが本筋。

Linux環境を追加すればもう少し自由度がある。

本機はメモリ4GBと非力なのでPLAYストア、Linux環境は使わない方向で行く

■検証 システム

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サポートは2029年6月まで
ほほう
結構長いね
発売から10年、と思っておけばいいだろう

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バッテリ、CPU、メモリの状態

とっても貧弱だが、chromebookならこれくらいでも使える
Windowsだとこうは行かない

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ガシガシ使う端末でもないのでアームで浮かせておいた

何かの時にサッと持ち運べる状態


不具合

ヤフオクの説明文に特に何も書かれてなかったが、天板に異常なふくらみがある

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膨らんでるだけで特に実害は無いので無視する
とは言えここに何か部品があるとは思えないのだが。。。
 

●結論

chromebookは1台あるとサブ機として色々と有用

特にフリップ型だとデカいandroidタブレットの代わりになる

バッテリの持ちも上々で基本バッテリ駆動
消費電力は果てしなく低い

テキトーにコンテンツ消費するだけであればこれで十分、Microsoft Windowsに固執する必要は無い

1人1台chromebookでOK

特にWindows10サポート終了で買い替えを検討しているのであればなおさらである。

もちろんゲーマーやコンテンツ制作側のユーザには役不足なのでWindowsを使い続けなければならないだろう。



●後書き
老眼が進行しているジジイは外部巨大モニタ必須w
もしくは解像度を落とすとか文字サイズをでかくするとか。