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■ AMD Athlon 1GHz ■

誰でも定格1GHz
爆熱雷鳥

2000/10/23
o-yam

●前書き

AMD 大幅プライスダウン。現時点でIntel,AMDの1GHz CPUを比較すると価格はなんと倍半分以上。しかもAMDは3万円前半。

Duron600でしばらくお茶を濁しており、1GHzが5万円を切ったら考えようと思っていたらアレヨアレヨと言う間に3万円前半まで落ちた。

これは誰が何と言おうと買うしかあるまい。速攻で買いに行ったのは言うまでも無い。

 

●概観
雷鳥1GHz 緑コア

A1000 AMT3B
ADFA0032MPMW
Y5716210225

コアが色によって2種類()があり、店員に「どっちにしますか?」と言われたが情報収集不足でどっちがいいか不明だった。とりあえず製造週の新しいにしておいた。

その他の概観は特に変化無し。L1は当然OPEN、パターンがハッキリとしておらず、これではつなげないのでは??定格+α程度で使う予定なので構わないが・・・

 

取付け
使用機材は以下。(常用端末)

マザー:GA-7ZX
ビデオ:Voodoo5
その他:NIC,IDE-HDD,300W電源

まず発熱の具合を見るため、Duron600で使っていた骨董品の薄型クーラを付けてみた。電源入れてしばらくすると激熱。とてもじゃないが使用出来ない。

続いて一緒に買ったFANが2個ついた「1GHz対応」と書いてあったイカ物でテスト。
横にFANが2個

しかしうまく密着せず、しかも片方のFANの吹出し方向が違う等不具合があり、CPU温度も80℃、まともに動作せずすぐに停止。

結局手持ちのアルファを装着した。CPU温度37℃。

また、よくFAN装着時にコアが欠けると言う話を良く聞いていたので、慎重にやらざるを得なかった。結局CPU交換だけで1時間はかかった様な気がする。

 

動作検証

WCPUIDで実測1002MHz。
GIGAのクロックアップユーティリティ「Easy Tune」で1050MHzまで軽く上げておいた。


設定はつめておらず、軽く回してみた状態。FSBの速いPenIIIには負けるが、一応自己最高。初期値計算を1秒で通過したのは感動的だった。

しかも完全ド・ノーマル状態ってのがまたなんとも。

感想

3万円のCPUでこれならお買い得感は高い。低速なシステムを使っているユーザはギガヘルツへのアップグレードのチャンス。

ただし。
以前から言っているが、システムの速度はすでに飽和している。CPUを1GHzに替えたからと言っても爆速になった訳ではなく、Duron600と比較して体感速度はなんとなく速い程度。

パーツ構成によってはDuron600の方が体感で速くなる場合もあるだろう。

アップグレードする場合はHDD、メモリ、ビデオカード等時代遅れになっているパーツも交換することを推奨する。
また、CPUクーラも強力なものが必要であることもお忘れなく。電源容量も要注意。

 

●後書き


高速CPUが安くなるは歓迎だが、電源や熱の問題がついて回るようになってしまっている。

高速化も構わないが、CPUクロックがシステムトータルの性能に直結しないのであれば、無意味としか言えないのでは無いか。

今後は、ファンレス、ヒートシンクのみで使える、そこそこ速いCPUにも目が向いていくのでは無いだろうか。

(ホントはCPU以外のデバイスが遅すぎるのが癌なんだけどね)