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■ nForce2 + XP2400+ ■

ベンチ&ゲーム仕様
高速システムの制作

2002/12/4
o-yam

●前書き

Athlon1.4GHz、SD-RAMでシステムを組んで1年余。技術はただならぬ早さで進歩し、すっかり旧式のシステムになってしまった。普通に使うには問題ないのだが、メモリがネックとなりベンチ系はすっかりお寒い状態。

さらに作業ミスによりCPUを破損(焼き鳥)してしまった。

そこで一念発起。旧式のパソコンやらパーツやらを処分し、最新のシステムを組んでみる事にした。目標はスーパーπ 1分以内、FFベンチで○山君を抜く!事とした。

 

●パーツ選定
■CPU

まずCPUであるが、コストパフォーマンスを重視して今回もAMDで行く事に決定。

某サイトでSuperPI無改造60秒以下を狙えるクロックをチェック。サラブレッド2400+でなんとかいけそうである。FSB333MHzの2600+以上なら楽勝だが、最新CPUだけあってコストパフォーマンスが悪い。仕方がないので2400+に決定

パッケージ

外観

パッケージがセラミックではなくなっている。厚みが薄く、軽くなっている。
ダイ上には何も記載が無い。
 

OPN

2002年43週。

CPUクーラは付属の物を使用。多少うるさい。


■マザー

FSB333MHz対応はKT400またはnForce2。ベンチ目的なのでデュアルチャネルが使えるnForce2に決定。

ASUS,Abit,Epoxがあったが、機能テンコ盛りのASUSは高いのでパス。
安めのEpox EP-8RDA+ に決定。

外観

Epox伝統の7セグLED付き。AGPは8X対応。抜けないようにロック出来るようになっている。チップセットはグラフィック無しのnForce2-SPP+高機能サウスMCP-T。流行のS-ATAは無し。

基板サイズは大きめで、ケースによっては5インチベイと干渉するだろう。

USB2.0x4、LAN。シリアル/パラレル・・・今時いらないと思うのだが。
 

付属コネクタ

USBx2,IEEE1394(6ピン)x2,ゲームポート。
IEEE1394をマザーに付けて欲しいが、オプションなので仕方がない。
USBは合計6個。

また、これらのブラケットを付けると、結局そこのPCIスロットは使えなくなってしまう。意味が無いような気がする。

レビジョン 1.0

EpoXらしくBIOSで各種設定が細かく設定可能。ただし、失敗するとその都度CMOSクリアを行なう必要がある。。。ASUSの様に自動的にフェールセーフで上がって欲しいのだが。。。

余談であるが、代理店が「a2j」と言うところだった。(普通マスタード・シード)
どうもEpox USA系のようである。よって日本語マニュアルは付いていない。英語マニュアル+他国語クイックリファレンス。日本語マニュアルが必要な場合は多少高いようだがマスタード・シードの方を選ぼう。


■メモリ

デュアル&オーバクロックで使うため、PC2700(DDR333MHz)256MBを2枚

メモリスロットが3本あるが、付け場所を間違えるとデュアルチャネルにならないので注意。当然1枚だと無効。3枚は有効。メモリ容量は「同じ方が良い」と書いてある。

 

 

 

組み立て

組み立てて起動。

プラグアンドプレイで色々入る。(メモリコントローラってのは初めて見た)さらに付属CDでドライバを入れる。。。。不安定。仕方がないのでOSをクリーンインストール。なんとか起動。

しかしまだ使用中にいきなりリセットがかかる。どうも電源が足りないようだ。。仕方がないので300W->350Wに交換。なんとか安定。

 

ベンチ
お待ちかねのベンチ。

小手調べにSuperPI

クリックで拡大

さすが最速レベル。全くのド・ノーマルで軽く57秒

その後、電圧やクロックを上げて限界を探った。結果は以下。

クリックで拡大

SuperPIは51秒。

クロックはあまり上がらず、1割向上の2200MHz程度が限界。最近のAMDはマージンが相当少ないようだ。2800+がなかなか出てこないのも納得できる。

電圧上げればもう少し行くかもしれないが、今度は電源が足りなくなりそうである。

CPU温度は55℃程度でこちらはそれほどでもないのだが・・・

また、メモリクロックはFSBと同期させた方が速いようだ。PC2700 DDR333を自動設定で使うと166MHzになるが、133MHz(CPUのFSBと同じ)にダウンさせた方が速いという結果が得られた。ただし、体感では変わらないが。。

OSは98とXPでテストしたが、XPの方がわずかに早かった。


FFベンチの比較表は以下

CPU クロック ビデオ スコア
Athlon 1000MHz GF4MX460 2500
Athlon 1000MHz GF4MX440 1900
AthlonXP 2200MHz GF4MX440 3600
AthlonXP 2200MHz RADEON9000 5200

なんとか5000は超えたが、目標の○山君の5400には届かなかった。。。

ただし、もうワンランク上のビデオカードにすれば軽く蹴散らせる目処はついた。

 

●結論

SuperPI 1分切りの目標は余裕でクリア、無改造51秒。サラブレッド2400+もさることながら、nForce2の速さも際だつ。

体感は、確かに速いが、1GHzクラスと比較しても多少速いかな?程度。動画のエンコーディングなど明確な目的がない限り、コストパフォーマンスが悪すぎる。

ただし、最近のマザーはUSB2.0、IEEE1394、S-ATA、ギガビットLAN等、機能が豊富なので、CPUそのままでマザーを換えてみるのも面白いかもしれない。

 

●後書き

次の目標は30秒切りか。クロックは4〜5GHzだろうか。電源は500Wが必須であろう。