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■ Intel Celeron D 335 ■ プレスコットセレロン2.8GHz |
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2004/6/20 |
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●前書き |
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LGA775の登場と共に、プレスコットコアのセレロンが出現。従来のセレロンと比較してFSB400MHz→533MHz、2次キャッシュ128KB→256KBとなり、性能向上が期待出来る。 Celeron初のSuperPI 1分切りが行けそうである。Celeron1.7GHz以来2年ぶりに購入してみる事にした。 2.4GHzから2.8GHzまで数モデルあったが、どうせ定格で使うだろうし、他CPUとの比較もしやすいクロックの2.8GHz(モデルナンバー335)に決定。 ※執筆時点でIntelからの発表は無く、いわゆるフライング販売。売っている店も少なく入手には情報に頼らざるを得なかった。が、あまり売れていないようで(笑)あっさり入手。
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●外観 | |||||
紙が剥きだし。ビニールでラッピングされていない。
MALAY産 1.7GHz比で部品が増えている。手に持った感じずっしりときたが、計測してみると1g重かった。気のせいか。
リテールファンの比較。左が2.8GHz、右が1.7GHz。
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●検証 |
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マザーはGYGABYTE GA-8IG1000MK メモリは128MBx2枚でDual Channel ビデオはSuperPI計測時のみPCIのビデオカードを使用 クーラーはリテール 電源はMicroATXケース付属の250W(笑) OSはXPpro CPUは付け替えただけであっさり起動 触ってみた感じ、多少モッサリ感が減っている。。。。様な気がする。が、速いわけではなく、遅くもない。ごくごく普通。 スーパーπ 104万桁の結果は以下
CPU入れ替えだけで1分短縮、と言うか計算時間が半減。FSBの高速化、キャッシュ倍増でクロックの向上+αがあると言えよう。 肝心のCPU温度だが、通常41℃、負荷時50℃程度で、ヒートシンクは全く熱くない。プレスコット=爆熱と聞いていたので拍子抜け。2次キャッシュがPentium4の1/4しか無いのが功を奏しているのだろうか?? CPUクーラは温度と共に変化しているようで2600〜3200rpmあたりをふらついている。
ド・ノーマルで1分そこそこなので1分切りは余裕であろう。 コア電圧は定格1.4Vのまま(と言うよりマザーの制限でコア電圧が変えられない)、様子を見ながらクロックを100MHz単位で上げていく。 最初あまり変化が見られなかったが、3300あたりで徐々に時間が減ってきて、3500MHzでついに59秒を記録。 が、この辺で動作が怪しくなってきた。冷却に扇風機(笑)を加えて、最終的な結果は以下 3800MHz、47秒 今となっては全く普通の値だが、一応自己最高達成 コア電圧が変えられるマザー+強力なクーラがあれば4GHzくらいはいくのではないだろうか。それでも40秒台前半がいいところだろう、と予想。
※追記:その後色々テストしてみたが、常用限界は3500MHzあたり。3600MHzでは一見普通に動くが、Prime95などでエラーが出る。 ※追記:オーバクロック&負荷時のCPU温度は60℃程度。ノースやメモリの発熱も激しい。とりあえず夏の間は使う気がしない。
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●結論 |
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ソケット478のセレロンと言えば糞だのモッサリだの言われていたが、このプレスコットセレロンであれば「普通」に使える。 定格電圧+リテールファンでも3500MHz常用は楽勝。消費電力何Wで動いているかは定かではないが、CPU温度も低めなのでお手軽マシンには最適ではないだろうか。 それ以前にソケット478はすでに終息に向かっているのも事実ではあるが。。
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●後書き | |||||
今回は単にプレスコットセレロンが使ってみたかっただけで、実際に使うわけではない。 自分の使用目的を考えるとCPUのクロックは1GHzで十分である。ゲームも動画のエンコードも滅多にしない。CPUが速くてもする事が無い。 無理して速くしても暑いし五月蠅いだけである。電気代も勿体ない。 とは言えコンピュータは必ず壊れる。次に買うのはAthlon64系だと思うが、意表をついてエフィシオンかも(笑) |
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