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■超小型・静音PCの製作 ■

夏専用端末

2006/6/21
o-yam

●前書き

ジャンクマザー入手。特殊形状かと思ったらいわゆるmini ITXサイズのようだ。mini ITXは当初から興味はあったが、パフォーマンスの割に値段が高く、なかなか手を出しづらかった。

マザーはしばらく放置していたが、ネット上でmini ITX用の超・小型ケースを発見。ムラムラと製作意欲が湧いてきて、その場で注文。
夏も近づいているので、夏専用の超小型・超低発熱・静音PCを製作する事にした。

●外観

ユニティ扱いの 「PROCASE MINI Crysta」
仕入元はMorex、元の型番は3688

拡大外観

シルバーでアルミ風だが、フレームは鉄。
CDDはノート用の薄型専用。
HDDも2.5インチ用が1ヶ所のみ。

拡大

付属品はACアダプタ、2.5inchHDD用変換ケーブル、薄型CDD用変換基板。

拡大前面

パワーLEDは流行か何か知らないが
青色LEDは目が痛いので止めて欲しいのだが。

拡大背面

拡張スロットは無し。

拡大内部

電源変換基板がかなり邪魔くさい。

●製作
使用機材:
マザーはASUS MARCO、SiS630
CPUは夏用と言うことでVIA C3 933MHz

マザーを取付ける段になって愕然。きっちりと入らない事が判明。マザーがわずかに大きい。
幸いケース内には納りそうなので、知恵を絞って無理矢理ねじ込む事にした。

まずACアダプタのコネクタが邪魔なので上の方にずらす。
拡大
下の丸い穴が本来の位置で、上のIEEE1394とおぼしき穴に移動。

次は電源変換基板。
拡大
取付け前と比較すると分るが、基板の不要部分を折ってサイズを小さくし、前面ギリギリのところまでずらす。辛うじて1ヶ所だけネジ止め出来た。
残念ながら前面USB基板のスペースは無し。涙を飲んで撤去。

また、電源ケーブルが異常に短いので、手持ちの延長ケーブルで延長してある。


ストレージを載せる段でまた問題発生。CPUファンの高さが高過ぎ。全く普通サイズ、むしろ小型のCPUファンなのだが。。。
手持ちの1U用ヒートシンクに交換。


手持ちの2.5inch 20GBを付けて完成。CDDは未装着。
最初だけ普通のCDDを接続し、OSインストール後はCDDレスで運用。

普通のMicroATXとの比較図

拡大

拡大

大きさはほぼA4サイズ。

 

●結論

このケースは17cm×17cmのマザーしか入らない。汎用性は低い。
VIA EDEN系専用と思った方がいいだろう。
しかしこの小ささは魅力的である。1台は持っておきたいところだ。

また、完全ファンレスを目指していたが、ケース内に熱がこもりそうなので、当面は排気用ファンを回して様子を見る事とする。

 

●後書き
個人的にはもっと小型のPCが欲しい。CDDは不要で1スピンドルで可。通常使う分には十分である。
ビジネス用のクライアントも然り。
この手のPCが増えてきてコストダウンが進んでもらいたいものだ。