満願成就 1GHz達成

〜 河童セレロンの威力 〜


2000/04/22

背景

2000年、4月22日(土)、23:00 ついに1GHzを超えた

2000年正月、今年の抱負を「1GHz達成」と決めた(笑)当時はまだ限られた先駆者たちが特殊な機材を使ってなんとか達成している状況であったため、一般ピープルが空冷で1GHzを突破するのは2000年後半であろうと予測していた。

しかし。秒進分歩のこの業界、3月にはAMD,Intelが立て続けに1GHzCPUを発表。金さえ出せば1GHzを達成出来る状況となった。

指をくわえていたところ、PentiumIIIにニューコア(B0ステップ)が登場。866等高クロックから始まったこのコアは従来品以上に耐性が高く、1GHzを超えられるようになったようだ。

そこに現れたのが新型Celeron,通称「河童セレ」。河童のコアを使い内蔵キャッシュを128KBに半減させたしろもの。見た目は河童そっくり。しかもインターネット上の噂ではかなり耐性が高く、900MHz近辺でも動作可能らしい。

これは買わねばセレロンマスター(自称)の名がすたる!(笑)

ご祝儀初物激高特価の河童セレ600を速攻GET!

狙いは112MHz*9 = 1008MHz!!!

 
■実験機材

CPU:
初物、4/15購入
河童セレ600 バルク 
CPUID 683
キャッシュ 内蔵128KB
コア定格 1.5V
倍率9倍固定

マザー:
ASUS P3V4X(AppoloPro133A)
下駄 ABIT SLOCKET III
SCSI HDD(IBM DORS 4G)
VIDEOにはVoodoo3 AGP、Viper550 PCI
LAN Intel Express
USB スピーカ
メモリはCL2の128MBを使用
電源はSevenTeam 3.5V昇圧

バラック状態の実験環境

 
■エージング
コテ調べとして、山陽FANにて軽く耐性チェック

900MHz 安定
945MHz Win起動、不安定
990MHz POST画面で停止
1008MHz 画面出ない

かなり好感触。ここで900MHz、電圧1.7VにセットしFRを回す。

・・・この後しばらく仕事が忙しくなったので延々とPiやFR,Xdemoなどを一日中グルグル回す

 

■限界チャレンジ
休日が巡ってきたのでエージングの成果を見る。

945MHzにセットし、Pi、FR通過。おお。かなり安定しているぞ。

気をよくして990MHzでチャレンジ。かなり不安定ではあるが、なんとかWin起動までこぎつけた。

ここで空冷最強のブリザードに交換。Voodoo3も動きが怪しいのでPCIのV550(TNT2)に交換。
電圧を0.5Vずつ上げ下げしながら

DOS起動、scandisk通過、セーフモードWin起動(!)
そしてついにコア電圧2.0V(笑)まで上げた時、

ついにWindows起動!!! 1GHz達成!!!

ありがとうございますありがとうございます。ついに1GHzを超えました。ありがとうございますありがとうございます

 

■結果
ベンチ結果は後日。現在エージング中。
■後書き
以外と早く1GHzを達成してしまった。しかもCPUはなんとセレロン

 

1GHzではあるが、FSBが112MHz程度なので、各種ベンチはただの河童+高FSBには到底かなわない。しかもこのマザーはゲロ遅ApolloPro133Aなのでベンチに期待する事は不可能。

肝心の体感だが、結構キビキビ動くが、速い!!!とは全く感じられない。体感速度は500MHzくらいで飽和しているようだ。

また、セレロン掲示板の「セレロンワールド」でも1GHzの報告は無いので、もしかしたら日本一(あるいは世界一(笑))早く1GHz達成したのかも(笑)

 

■追記
安定しない・・・・SuperPIは990MHzあたりまで。セレロンで1GHz安定はまだ先か・・・

 

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