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■ QDI KinetiZ  7T ■

ソケットA倍率可変
マイナーマザー

2000/11/21
o-yam

●前書き

パーツが余ってきたのでゲーム専用マシンでも作製しようと思い立った。CPUはDuronがあるので、倍率可変マザーでオーバクロックして使う事に決定。

物色していたところ、激安の倍率可変マザー発見。QDIは聞いた事はあったが使った事がなかったのでとりあえず購入。

　
●概観
QDI KinetiZ 7T

ISA、内蔵サウンド付き。

倍率変更ジャンパ

今回のキモ。離れたところにもう1箇所あり。
クロックはBIOSで変更可能。ただしコア電圧は変更不可。
●動作チェック
CPUはDuron600を使用。ドライバ類も特に問題なくインストール出来た。

BIOSに変わった機能あり。RecoveryEasyなるリカバリ機能。あまり詳しくは見てないが、HDDを使ってバックアップだかミラーだかを作って、万が一の時に復帰させるらしい。HDDが2台無いと意味無いね。差別化にはなるが、概念、操作がややこしいので日本語マニュアルが欲しいところではある。

　
●検証
実はAMDのオーバクロックは初めて。L1のゴールデンブリッジをHBのシャーペンで接続。・・・・変わらない。消しゴムで消してやりなおしたが、やはり倍率は変わらない。

車の熱線補修材なんかがいいらしいが、買ってくるのがめんどくさい＆馬鹿らしいのでハンダで挑戦。一応目視では接続されているようだが・・・やはり変わらない？？？？

800MHzなどの設定にすると全く動かない(No POST)。
650MHzなどの設定は600MHzで動く。

よって多少は何かしら変化があるのだが、思い通りに動かない原因はサッパリ不明。

さて、どうしたものか・・・現時点ではマザーが悪いかCPUが悪いか不明。最初からL1クローズのCPUを入手するしかない？そのうちCPUが安くなったら再チャレンジの予定。

また、重い処理でサウンドにブツブツとノイズが混じる。ゲームマシンに仕立てるにはサウンドカードも必要のようだ。
●後書き
倍率変えられてもコア電圧が変えられないのでは片手落ちである。中途半端な仕様では大手には勝てない。まぁ日本の市場でヒットを飛ばそうなんて考えてはいないのだろうが・・・

ただ単なる安いマザーとして選択するのもいいだろう。

また、CPUであるが、AMDのCPUはFSBが上げにくいので、倍率位自由に変えられる様にして欲しいものである。