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■静音パソコンの製作 ■

小型ケースを使った
超静音端末

2002/6/30
o-yam

●前書き

リビング用端末入替えに伴い1台製作。騒音が気になっていたので、静音にポイントを置いた。

●ケース概観

ケース外観

MicroATX

5インチベイのカバーはスライド。下部にUSB、サウンド端子あり。
ただしUSBのケーブルはマザーと配列が違う為、配線はしていない。

内部

FDDx1、HDDx1。5インチx1。多少知恵を使ってあって、ベイ類は簡単に外せる機構になっている。

さらに2.5インチHDDx2の内部ベイもある。ただし、変換コネクタ等は自分で用意する必要がある。

●組み立て
 

マザーはオールインワンのSiS630マザー「JETWAY J630TCF」を使用。

CPUはCeleron 1.2GHz

HDDは従来のMaxtorの40GB。

LANはALEXONのUSB無線アダプタ(メルコの無線PCカードは何故か正しく認識しなかった。「!」が付く。原因不明)

 

静音化

これはインターネット端末である。よって不要なストレージは一切つけない。FDD、CDD無し、HDDのみ。

追記:CDが無いと使い勝手が悪いのでDVD-ROMは付けた。

電源ファンは「静音」を謳うだけあってまずまずの静かさ。

とりあえず電源を入れてみたが、CPUファンがかなり耳障りである。ファンの電圧を落とす事も考えたが、メンドクサイのでクロックダウン。

FSBを100MHzから66MHzに落として800MHz駆動に変更。この状態でファンのコネクタを抜く。

通常の使用状態でモニタソフトで温度を見る。56℃程度。エラーが出る事も無く安定している様なのでこれで勝負しよう。

一応厚紙を加工して電源ファン→CPUまでにフードを作り、風の通り道を確保しておいた。(電源ファンは吸い込み型)

風の流れを適当に見極めて、拡張スロットの蓋を1つ開けて、そこから内部の熱を放出する事とした。

 

組み立て完了

マザー JETWAY J630TCF(SiS630)
CPU Celeron1.2GHz → 800MHz
MEM 256MB SDRAM
HDD 40GB
CDD DVD-ROM
FDD 無し
ビデオ 内蔵
電源 250W P4対応 静音ファン
LAN ALEXON 無線LAN

内部のファンは電源のみの1個。次はHDDの音(高音の回転音)が気になる・・・。さらなる静音を目指すにはHDDカバーを買うかHDD自体を交換する必要がある。

但し、音が気になるとはいえ、パソコン本体に耳を近づけ、耳を澄ませば、の話である。以前に較べれば格段に静かになったのでとりあえずヨシとする。

結論

インターネット専用端末の場合はいろいろと割きりが可能なので静音化がやりやすい。

新規作成する場合は静音HDDを選択する事。

マザー&CPUも買える場合はVIAのEDENでファンレスか?

 

●後書き
CPUの発熱を抑える為にもCPUの電圧を下げられるマザーが欲しい。クロックも下げられるのも必須。メモリバスは逆に上げられるもの。形状はMicroATX以下。

条件に合うマザーが皆無に等しいので苦労している。なんとかしろ>マザーメーカー